離婚を伝えた後の子どもの気持ち

離婚当時、上の娘は7歳(小2)で、下の息子は2歳でした。

2歳の息子は小さすぎて親が揉めている事も離婚についても何もわからず、いつも通り明るく過ごしてくれていたので助かりました。

しかし7歳の娘に関しては、父親との記憶もしっかりあり、夫婦間の嫌な雰囲気や離婚について話し合っている内容、離婚という言葉の意味もわかる年齢だったので、たくさん辛い思いをさせてしまいました。

今回は離婚が決まったことを娘に伝えてから大阪に引っ越す(離婚する)までの半年間の、娘の心境の変化について書いてみます。

 

離婚が決まって娘に打ち明ける

離婚が決まる前の夫婦でぎくしゃくしている時期は、娘からしたら
「またパパとママけんかしてるわー。」
ぐらいで、まさか離婚するとは思っていなかったと思います。

以前から夫婦喧嘩はあったので、
「今度は長いけんかやなー。」
ぐらいに思っていたんじゃないでしょうか。

夫婦での話し合いの末、離婚することが確定した時、初めて娘にはっきりと離婚する事を打ち明けました。

パパとママ、もう仲良くできないから、別々に暮らすことになったよ。
ママたちは大阪に帰る事になったよ。
え? ほんとに? ほんとに!?

娘は信じられないというような感じでした。どちらかというとショックよりも驚きのほうが大きい感じで、打ち明けた時は意外にも落ち込んでいなかったのですが・・・。

 

娘は離婚に猛反対、親子で大泣きした日

離婚を打ち明けてから数か月間、離婚に向けての夫婦での話し合いが聞こえてきたり、荷物の整理を始める私を見て、娘の中でも実感がわいてきたようで、「ほんとに離婚するの?」と何度も私に確認するようになっていきました。ようやく本当に離婚するんだと理解した娘は、

 

離婚してほしくない!!パパとママとずっと一緒がいい(;_;)

どうしてもお願い!転校もしたくない!!

 

と号泣されました。
私は胸が引き裂かれる思いで、一緒に泣きながら謝りました。謝ることしかできませんでした。
親の都合で何の罪もない我が子を傷つけてしまって、ものすごく罪悪感にかられました。

悲しんでいる子ども

私にとっては最悪最低な旦那でも、子どもにとっては大好きなパパ。いきなりパパと離れ離れになるなんて、小さな子どもには受け入れられませんよね。転校だって不安で仕方ないだろうに。
本当にごめんと、何度も思いました。

それでも娘に期待させてはいけないと思い、はっきりと言いました。

もうママが、パパとやっていくのが無理やねん。ほんまにごめん。

娘は一切私の事を責めませんでした。

娘と一緒にたくさん泣いたこの日以降、娘は諦めたのか受け入れたのか、離婚に反対するようなことは何も言わなくなりました。

 

娘の優しい言葉に救われる

離婚準備中のある日、私が元旦那との話し合いが続いて病んでいた頃、精神的に限界がきて、子ども達の前で突然泣いてしまったのです。

子ども達の前でそういう姿は見せたくなかったので泣く時はいつもお風呂場だったのですが、あの時は何かの糸が切れたみたいに涙が止まらなくなり、ワンワン泣いてしまいました。

泣く

 

すると娘がびっくりしながらも、ティッシュを持ってきて涙を拭いてくれました。
そしてこう言ってくれました。

ママ大丈夫だよー!大阪行ったら3人で楽しもうね!大丈夫だよ!

その言葉にまた号泣しました。
子どもにこんな事を言わせて気をつかわせて申し訳ないと同時に、娘の優しさに救われました。

その時息子はというと、私のマネをしてティッシュを持ってきて、泣いてもいない自分の目を拭いていました(笑)何でもマネをしたいお年頃だったので。そんな息子を見て私と娘は面白くて笑ってしまいました。

優しい娘と、場を和ませてくれる息子に感謝です。

 

娘の不安が紛れるように、楽しい思い出作りに励む

その時子ども達のために私ができることと言えば、大阪へ引っ越すまでの残された関東生活、楽しい思い出をたくさん作る事だと思い、楽しい予定をいっぱい計画しました。

お友達親子と遊びに行ったり、娘の仲良しのお友達のおうちに泊まらせてもらったり。これは相当楽しかったみたいです。私の友人に協力してもらって関東の遊び場やキャンプにも連れて行ってもらったりしました。

引越し直前には子ども達と3人でスカイツリーに登って、親子3人の思い出も作りました。

skytree

あとは、家の中ではもう子ども達の前では泣かないと決め、旦那が家に居ない間はなるべく明るく振る舞うように心がけました。

 

離婚を受け入れ、強くなった娘

離婚が決まってからは、娘にとっては受け入れがたい、とまどう事ばかりだったと思います。

親子で泣いたり母親が目の前で号泣したり、両親がなにやら離婚の話し合いで揉めていたり。転校することがわかりながら通う学校生活も。

でもそんな生活にも慣れていったのか、引っ越し直前の最後の方には、強くなった娘がいました。

ばぁばと〇〇ちゃん(私の母と妹)に会えるの楽しみ!
新しいおうちも楽しみ!
転校緊張するな。でも新しい学校、家から近くて嬉しい~
新しい友達何人できるかなぁ?100人は無理やろうなー。

などなど、大阪での離婚後の生活を想定した発言が増えていきました。
前向きな発言もあり、私も見習わなければと、逆に励まされる事も。
そうやって現実を受け入れて前向きに考えている娘に感心しました。

でも、「本当は離婚なんて嫌だけど、もう仕方ない」と子どもながらしぶしぶ受け入れるしかなかったのだと思うと、やはり申し訳ない気持ちになります。

 

さいごに

離婚したことによって、大事な娘をたくさん傷つけてしまった。
小さな我が子に離婚に関しての記憶を植え付けてしまって、本当に申し訳なく思っています。

だからこそなおさら、
その辛い記憶を覆すほどの楽しい思い出を増やそう!
離婚後は全力で子ども達のフォローをしよう!!
と心に決め、今現在もそのように努めています。

どのような事を心がけているか、次の記事に書いてみます!

離婚後の子どものフォロー

2018年11月7日

 

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