「離婚してよかった」という娘-離婚後の子どもの様子

パパとさよならをした日。
大阪に向かう新幹線で、父親から最後に手渡された手紙を読みながら泣いていた娘。
私は隣の席で胸が締め付けられる想いで、そんな娘を見ていました。

やがて疲れていたのか大阪駅に着くまで爆睡。
大阪駅でばぁば達に会った時はケロっとしていましたが。

これから当分は離婚の辛かったことなどひきずるのかな・・・と思いきや。
その心配はいりませんでした。

私以上にすぐ新しい生活に馴染んだ娘

よく考えたら、私は家族や友達がいる生まれ育った地元に戻るだけでしたが、娘は引っ越し後すぐに新しい学校に通うことになり、私より環境の変化が大きかったと思うのですが、私の心配をよそにすぐ馴染んでいきました。

さすが子どもの順応力はすごいなと感心させられました。

引っ越してすぐの頃はパパに会いたいなと言ったり、パパを思い出してしくしく泣き出す事もありましたが、数か月たったら何も言わなくなりました。
面会の時期が来たら喜ぶ程度です。

 

離婚してから自分の父親のレベルの低さを知ることになる

妹の旦那様との交流が増えてから

大阪に戻ってきてから、関西に住んでいる妹夫婦との交流が増えました。

私が関東にいた頃は距離が遠すぎて、年に1回会えるか会えないかだったので、姉妹でいつでも会えるようになった事がとても嬉しかったです。

そして妹の旦那様(以下T君とします)はというと、妹のことをとても大事にしてくれる、仏のように心が広くて優しい人。

仏様

私と違って妹はちゃんとしたステキな旦那様をつかまえたので安心です!
なんでこうも姉妹で選ぶ人が違うのかと不思議なくらい(笑)
長女の二の舞にならず、私の母も安心だったでしょう。

 

T君は私の子ども達の面倒もよく見てくれて、全面的に子どもに合わせて遊んでくれるので、娘も息子もT君のことが大好きでよく懐いていました。
そこで娘が自分の父親と比べて気付いてしまいました。

こんなに遊んでくれる男の人っておるんや!?
私の中では、ついに気付いてしまったかー・・・という感じでした。

 

元会社の先輩の旦那様に預かってもらった時も

私が独身の時に大阪で勤めていた会社の先輩が、私が大阪に帰ってきたことを聞きつけて、よく遊びに誘ってくれるようになりました。
うちと年が近い娘ちゃんが1人いたので、「妹ができたみたい!」と娘も喜んでいました。

その先輩の旦那様も超がつくほど優しい旦那様。
子どものこともとても大事にしています。

ある日先輩が、「うちの旦那が子ども達みんな子守りしてくれるから、たまには飲みに行こう!」と誘ってくれたので、旦那様に甘えて飲みに行かせてもらいました。

人の旦那様に子ども達を預けるのは初めてで、子どもの反応が心配でしたが、相当楽しかったみたいです。
そこで娘がまた気付いてしまいました。

うちのパパと全然違った・・・。

その日娘が驚いたと言っていたことは、

  1. 一回もお友達のことを怒らなかった
    (自分のパパはよく怒鳴るので)
  2. よその子でも優しく遊んでくれた
    (自分のパパが、自分の友達の子守りまでしてくれるなど想像できない)
  3. お友達がテレビを見たいと行ったら、パパが見ている途中だったのにすんなり貸してくれた
    (自分のパパなら絶対貸さない)
  4. お友達がパパの上で飛び跳ねてもパパは怒らなかった
    (自分のパパなら間違いなく「痛い!」と怒鳴る)

 

4番目のことが一番衝撃を受けたようです(笑)

自分の父親しか知らなかった娘の中での父親像が、他のパパを目の当たりにして一気に崩れ出しました。
「世の中もっと良いお父さんはいっぱいいてる」と勉強になったと思います。

元旦那が娘の中での父親像にならなくて良かったと思いました。

 

今では「離婚してよかった」と言う娘

良いのか悪いのか、離婚して1年たった今では娘はこう言っています。

離婚してよかったわ。
大阪の生活楽しいし。
ばぁばや〇〇ちゃん(私の妹)にいつでも会えるし!
パパに気つかわんでいいしテレビも見放題!

 

これが小学生の発言か!?と笑ってしまいました。

これ、私に気をつかって無理に言っているとか、強がって言っているようには見えないんですよね。娘の本音です。

先ほど述べた、自分の父親のレベルの低さに気付いた事も大きいのだと思います。
「パパは家おってもあんまり遊んでくれへんかったし。」とも言っていました。

まぁ私的には、「前の生活に戻りたい」とか、「離婚してほしくなかった」と言われるよりは、「離婚してよかった」と言ってくれるほうが全然嬉しいです。

 

息子は離婚前と何も変わらない(笑)

現在3歳の息子は父親の記憶はまったくなく、今現在母と姉の3人の生活が当たり前なので、父親のことをどうこう言ってこないので助かっています。

パパと離れたことも、家が変わったことも気付いていないんじゃないかな?笑
離婚してから2か月後の初めてのパパとの面会の時も、誰?みたいな顔をして、打ち解けるまでに時間がかかったそうです。

離婚前はパパが家に帰ってきたら嬉しそうに玄関まで迎えに行っていたのに、そんなに簡単に忘れられるものなのかな。笑

年齢が小さいとはいえ、父親がいなくなることによって多少は情緒不安定になったり、何か影響があるのかなと思っていましたが、息子に関しては何も心配いりませんでした。
離婚前と離婚後、何も変わらないのは息子だけ。

でも自分には父親が居ないと気付く時がこの先きっとでてくると思うので、その時はその時で落ち込まないように対策を考えます。

 

まとめ

まとめると、子の性格にもよりますが、親が思っている以上に子どもは新しい環境に馴染む順応力が高いと感じました。

年齢が小さければ小さいほど、新しい環境に馴染みやすいと思いますが、小学校高学年や中高生にもなると、子どもにかかるストレスも大きくなるかもしれません。
ですので、どうせ離婚するなら子どもが小さい早いうちがいいと私は思います。
小学校入学前ですと転校をせずに済みますしね。

一時的には子どもには辛い思いをさせるけれど、その分離婚後に挽回しましょう!!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です