離婚-転校の手続き

我が家は離婚を機に関東から大阪への引っ越しをして、娘も小学校を転校しました。
離婚準備と同時進行で進めた転校手続きでしたが、手続き自体は簡単でした。
今回は私の実体験に基づく、娘の小学校転校の手続きをご紹介します。

基本的に転校先の小学校に必要な提出書類は下記3点です
「在学証明書」「教科書給付証明書」「転入学通知書」

我が家の場合の転校する際の流れは以下の通りでした。

 

違う市区町村へ引っ越し-公立小学校に転校の場合の手続き

 

在籍中の学校に転校を伝えてから、新しい学校に転校するまでの流れです。

引越し前の学校 ① 在籍中の学校に転校の時期を伝える(転出の1か月前)
「在学証明書」「教科書給付証明書」をもらう
新しい学校 ③ 新しい学校に電話して転入の時期を伝える(任意)
引越し前の役所 ④ 引越し前の役所で「転出届」を提出し、「転出証明書」をもらう
引越し後の役所 ⑤「転入届」と「転出証明書」、「在学証明書」を提出する
新しい学校 ⑥ 電話で初登校日を連絡、持ち物などを確認
「在学証明書」「教科書給付証明書」を提出(登校初日)
引越し後の役所 「転入学通知書」を受け取る(転入届を出した4日後)
新しい学校 「転入学通知書」を提出(登校初日から2日後)
⑩「離婚受理証明書」と「非課税証明書」を提出して就学援助申請
学校指定の銀行 ⑪ 給食費などの引き落とし用の口座開設

 

手続きの詳細

上記表の番号順に、詳しく書いていきます。

① 在籍中の学校に転校の時期を伝えるのは、遅くても1か月前がいいとされています。
理由は「在学証明書」、「教科書給付証明書」という転校先の学校に必要な提出書類を、学校側が用意しないといけないからです。

娘のクラスの担任の先生はとても良い先生で、運動会が終わったばかりで次は遠足というせわしない時期にも関わらず、クラスでの集合写真と全員のメッセージを張り付けた冊子を手作りで作って頂きました。作るのに時間がかかっただろうなという素敵な冊子でした。こういう事もあるので早めに担任の先生には伝えておいたほうがいいかと思います。

「在学証明書」、「教科書給付証明書」の用意ができると担任の先生から連絡がくるので受け取ります。
新しい学校で必要なのでなくさないように保管します。

 引越し前の時点で新しい学校に転入時期を伝えるのは任意ですが、私はいきなり登校するよりは事前に伝えておきたかったので、電話して教頭先生に転入予定日を伝え、ついでに制服購入についてなどいろいろと話を聞きました。

「転出届」は一般的には引っ越しの14日前から受付できます。
(やむを得ず引っ越し後の提出になる場合は引っ越し後14日以内に要提出。)
この時もらう「転出証明書」は、引っ越し後の「転入届」を出す時に必要なのでなくさないように保管します。

「転入届」は引っ越し後14日以内に提出しなければいけません。
この時に、転出時にもらった「転出証明書」を一緒に提出します。
「転入学通知書」を受け取るために、引越し前の学校にもらった「在学証明書」もこの時一緒に提出します。「在学証明書」は後で返ってきます。

 引っ越し後また新しい学校に電話して、登校日の連絡と、新しいクラスと担任の先生の名前、必要な持ち物、登校したらまずどの部屋へ行けばいいかなどを確認しました。

私の場合は木曜日の夜に引っ越してきて、翌日の金曜日はとりあえず欠席、翌々日の土曜日もたまたま土曜授業がある事を聞きましたが、転校早々に土曜授業に参加するのも親子で緊張するので欠席する事にして、2日間欠席扱いとなりました。
翌週の月曜日から登校するという事で教頭先生に了解をもらいました。

⑦⑧⑨「在学証明書」、「教科書給付証明書」を登校初日に提出し、「転入学通知書」をその2日後に提出しました。
役所から「転入学通知書」を受け取れたのは、私の場合は転入届を役所に提出した4日後(土日含む)でした。

⑩ 私は離婚・引っ越しを機に無職になったので「就学援助申請」をしました。
学校の事務室に行き、事務員の方に提出書類を確認して後日申請しました。

就学援助制度とは
小・中学校に通う子どもを持つ保護者のうち、経済的に困っている家庭を対象に、国や市町村が給食費や学校用品、修学旅行費などの就学費用の一部を援助してくれる制度です。

この申請をするためには経済的に困窮しているという証明書類が必要です。
私の場合は「離婚受理証明書」と「非課税証明書」の提出が必要でした。
本当は「児童扶養手当証書」を提出できれば簡単で手っ取り早いのですが、引っ越し・離婚後すぐだったので児童扶養手当はまだもらえるはずもなく、上記2点を証明書類として提出する事で就学援助申請をすることができました。
後日、ちゃんと認定されました。

※「就学援助申請」は対象となる所得制限があるので、離婚してもしっかり収入のあるシングルマザーの方は対象にならないかもしれません。ご自身が申請の対象になるかどうかはお住まいの市区町村に確認してみてくださいね!

遠方の引っ越しの場合は上記の「非課税証明書」(または課税証明書)を引っ越し前の役所で多めにとっておく事をお勧めします(3,4通ほど)。離婚後の手続きでは上記のような所得証明書が必要になる事が多く、引っ越し後に前の役所から取り寄せるとなった場合、郵送の手続きが面倒で時間もかかってしまうので(>_<)

⑪ 学校から指定された銀行・支店に行き、口座を開設しました。
学校からもらった口座開設用の申し込み用紙と、身分証明書・印鑑・初回入金用の現金が必要です。
無事に口座が開設できたら、銀行からもらった書類をまた学校に提出します。
学校によっては銀行名だけが指定の場合もあれば、銀行と支店まで指定される場合もありますので、学校に確認してみてくださいね。

 

同じ市区町村内での引っ越しの場合

転出届や転入届の代わりに「転居届」を役所に提出するだけで、他は上記と変わりません。

 

公立高校へ転入する場合

転入を希望している高校または引っ越し先の教育委員会に、転入できるか要確認。
(私立高校の場合は都道府県私学協会に確認。)
学校によっては欠員がないと受け入れてもらえない事も。

引越し前の学校から「在籍証明書」「成績証明書」「転学照会書」をもらう。
編入試験を受けて合格すれば転入できるのが一般的です。
転入が決まれば上記3点の書類を転入先の高校に提出します。

 

転校先の学校を調べるには「Gaccom」(ガッコム)がおすすめ

校区外・県外へ引っ越す場合、引っ越し先の学校がどこになるのかや、その学校の情報をいろいろと調べておきたいですよね。そんな時は「Gaccom」(ガッコム)という下記サイトがおすすめです。

「Gaccom」のサイトはこちら

引っ越し先の住所を入力するだけで、どこの小学校や中学校になるかが分かるので調べやすいです。
学校の住所や電話番号以外にも制服の有無や生徒数、クラス数なども分かるのでとても便利ですよ!

 

さいごに

実際転校させてみて思った事は、転校に関する手続き自体はそれほど難しくなかった、という印象です。

前の学校からもらった書類2点セット(在学証明書と教科書給付証明書)と、引っ越し後すぐに役所からもらう書類(転入学通知書)の計3点セットを新しい学校に渡して終了です。
ただ、どこの校区にするかや、転校するタイミングなど、転校の手続きに至るまでのほうが頭を悩まされ、時間がかかりました。

次の記事では転校のベストなタイミングと留意点についてまとめてみました!

転校させるタイミングはいつがベスト?

2018年11月20日

離婚による子どもの転校-良かった事と困った事

2018年11月10日

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