離婚される方の中には、専業主婦で無職のまま離婚、または離婚を機に引っ越しなどで無職になる方もおられると思います。
私も離婚するまではパートをしていましたが、離婚を機に引っ越して無職になり、実家には頼れないという状況で、当時はどうやって生計をたてていこうかとても不安でいっぱいでした。
でも2年たった今、何とか保育園も見つかり生活できています。
②2か月後、保育園の一時保育(週3)を利用
③一時保育と同時にパートを始める
③離婚の翌年4月、認可保育園に入所
という流れでした。
仕事と子どもの預け先がどちらも決まっていない場合は、まずは子どもの預け先がないと働けないので、子どもの預け先の確保→確保できそうなら同時進行で仕事を探すという流れがいいかと思います。
同じような不安を抱えている人に私の体験談も含めて参考になればと思い、子どもが未就学児で無職で離婚した場合にどのような選択肢があるのか、記事にまとめてみました。
目次
無職で離婚した場合の選択肢
認可保育園や認定子ども園の空きを探す
お子さんの保育園が決まっていない場合は、まず役所に行って保育園の申請をしましょう。
保育園に一番入所しやすいのは一斉入所時期の4月頃ですが、中途半端な時期でも空きがあって途中入所できるケースもあります。
役所での申請だけでなく、直接希望の保育園に見学に行って空き状況を聞いてみるのもいいと思います。
もし一斉入所の時期に入所できそうな場合は、その時期に合わせて仕事も探していくといいですね。
ただし一斉入所の申し込み時期は地域にもよりますが、前年の10月~2月頃が多いです。その時期までに引っ越しが間に合わないケースもあると思います。
その場合は、住民票や課税・非課税証明書、引っ越し後に住む家の賃貸借契約書などを引っ越し先の役所に郵送すれば、転入予定という事で保育園の一斉入所に申し込める場合もありますので、離婚後に住まれる自治体に事情を説明して、必要書類や申し込み期日などを聞いてみてください。
私の場合は、6月という中途半端な時期に離婚・引っ越しをして、保育園の空きがないまま、4月の一斉入所まで10か月も待機しました(^_^;)それまでは一時保育に預けました(下記に後述)。
私は「絶対にここに入れたい!」という保育園(体操や読み書き、音楽などが充実していた園)があったので、役所での申請時はその園一つしか申請しませんでした。
複数の保育園を申請していたら、どこかの園に途中入所できていたかもしれませんが、結果的に4月にその希望の園に入所できたので粘ってよかったです。
特にどの保育園に入れたいかのこだわりがない場合は、通える範囲内の複数の保育園を申請しておけば、年度途中でも入りやすくなるかもしれませんね。
無認可保育園の空きを探す
一番は近所の認可保育園に入所できるのが理想ですが、一斉入所の申し込みの時期に合わせて離婚できるとは限りませんよね。地域によっては空きがなくて、待機期間が長くなってしまうかもしれません。
そんな場合は無認可保育園という選択肢もあります。
こちらも空き次第ですが、無認可保育園に預けてすでに働いていることによって、いざ認可保育園を申し込む時に希望の園に入所できる優先度が高くなります。
ただ保育料が認可保育園に比べて高くなるため、収入とのバランスなど経済面も考慮しなければいけません。
一時保育の制度がある保育園を探す
これは私のケースですが、保育園の空きがなくて待機する場合は、お住まいの地域に「一時保育」というシステムを取り入れている園がないか探してみてください。
通常の保育とは別枠で一時的に預かってくれるシステム。
保育園に入所していない子どもが対象です。
保育可能な月齢や料金などは園によって異なるので、詳しくはお住まいの自治体や園に問い合わせてみてください。
私は運よく、近所に一時保育の制度を取り入れている保育園があり枠が空いていたので、保育園入所が決まるまでの約8か月間、その園にお世話になりました。
- ネットや役所などで一時保育を取り入れている保育園を探す
- 一番家から近い園にしぼり、見学の予約を入れる
- 見学時、園長先生に事情を説明して一時保育可能か交渉
- 職場が決まり次第一時保育すぐにOKという事で交渉成立
- 面接に行き、パート先が決まってすぐ一時保育開始
私がお世話になった園では、一時保育の預かり時間は8:30~17:00、週3までOKでした。
17:00までにはお迎えに行かないといけないので、17時上がりのシフト(フルタイム)に入れない点は残念でした。
ですが母子家庭という事で保育料が免除され、1日の料金は給食費の500円だけで済み、とても助かりました。(通常なら保育料+給食費で2,500円のところを500円で済みました。一時保育料は園によって違うので要確認。)
週3フルで預けていたので、1か月にかかっていた一時保育の費用は6,000円ほどで済みました。
託児所付きの求人を探す
ヤクルトや病院など、託児所付きの職場もあるので、お住まいの地域でそのような求人がないか探してみてください。
私は離婚して引っ越し後すぐ、託児所付きの病院の医療事務の求人を見つけて応募しました。
結果、託児所の空きがちょうどそのタイミングで埋まってしまい面接には至りませんでしたが、もし採用されていたら保育園が決まるまではお世話になりたかったです。
職業訓練を受ける
ハローワークの窓口で職業訓練を申し込むという選択肢もあります。
職業訓練とは、就職に役立つ知識を授業料無料で教えてもらえるという制度で、公共職業訓練と求職者支援訓練があります。
期間は3~6か月がほとんどで、学校に通って授業を受けるようなイメージです。
介護やデザイン、IT、医療事務など、様々なコースがあります。
中には小学校入学前の子どもを預けられる託児付き職業訓練のコースもあるので、興味がある方はお住まいのハローワークのホームページを見てみてください。
私も保育園が無事に決まって、息子の園生活が落ちついてきた頃、思い切ってパートを辞めて職業訓練校に通い、WEBやデザインについて学びました。
前職で雇用保険を払っていた場合は失業保険や、職業訓練受講給付金(受講中月10万円/求職者支援訓練の場合/給付条件あり)を受けながら訓練校に通えるケースもあります。
それらをもらいながら職業訓練に通うことができたら、経済的にも何とかなりそうですよね。
(※公共職業訓練か求職者支援訓練かによって制度は異なるのでハローワークに要確認。)
職業訓練について詳しくまとめた記事がこちら▼
シングルマザーにとってありがたい【職業訓練】制度、その他支援制度
私が職業訓練校に通っていた時の体験談はこちら▼
離婚してから職業訓練校に通っていた話
マザーズハローワークもあるよ!
全国にはマザーズハローワークというものがあります。
通常のハローワークと何が違うかというと、ハローワークの中にキッズコーナーが設けられていて、窓口で相談中は子どもを預かっていてくれたり、ベビーカーでも入りやすいような広々とした室内になっていたりと、子連れに優しい環境になっています。
子どもがいても働きやすい職場を紹介してくれたり、アドバイスもしてくれるので安心して相談できますね。
私も一度大阪のマザーズハローワークに行きましたが、当時2歳の子どもをキッズルームに預けてゆっくり職業相談をすることができました。
その時の担当の女性のスタッフさんは本当に優しくて、親身になって相談に乗って頂いたので、当時不安でいっぱいだった私はとても安心できたのを覚えています。
まだ保育園が見つかっていないけど職業相談したい!という方は、お近くにマザーズハローワークがないか調べてみてください。
全国のマザーズハローワークはこちら▼
https://www.mhlw.go.jp/kyujin/mother.html
保育園が決まるまで貯金でしのぐ
貯金がある場合は、保育園が決まるまで無職のまま、貯金を崩して過ごすという選択肢もあります。
離婚を機に離れた場所に引っ越す場合はなおさら、仕事がすぐに決まるか不安ですよね。
ただ、大事な貯金が減っていく生活もやはり不安です。
私は夏休みが始まる頃の離婚・引っ越しでしたので、夏休み期間中は子どもたちと過ごしたくて、保育園を探しながら約2か月間、貯金を崩して生活していました。
夏休みが終わる頃に一時保育とパート先が運良く見つかったのでよかったですが、当時は先が見えなかったので不安を抱きながら過ごしていました。
すぐに保育園や仕事が見つからない可能性も考えて、離婚前にできる限りの貯金をしておくと安心です。
- 生活費や自分のお小遣いから少しずつへそくり
- 副収入をもっておく
- 独身時代の貯金は離婚時には絶対相手に教えない
離婚前にできる限りのことをして少しでも準備しておきたいですね。
今は副業が当たり前の時代
今は副業が当たり前の時代になってきています。
ポイ活(ポイント活動)、アンケートモニター、メルカリで不用品の販売、ブログ運営やユーチューバーでアフェリエイト、クラウドソーシング、ココナラでの販売など、自分にできそうな副業がないか探してみてください。
私は無職の間、ポイ活・メルカリ・クラウドソーシングで、お小遣い程度ですが副収入を得ていました。
世間にはすぐ儲かる系の怪しい話もたくさん飛び交っていますので、そのへんの見極めは重要です。自分の知らない分野に挑戦する場合は自分自身で理解・納得できるまで徹底的に調べる事が大事です。
まとめ
無職で離婚、しかも子どもが小さいとなおさら不安ですよね。
過去の私も離婚するうえでこれが一番の不安要素でしたが、行動し続ければ何とかなるものです。
むしろ今が幸せなので、あのまま悩み続けて離婚を先延ばしにしなくて良かったです。
離婚後どのような選択肢があるか、ご自身でも調べに調べてください。
そして私の体験談が誰かの参考になりますように。
これから離婚を計画されている皆さん、頑張ってください!!