母子家庭/シングルマザーのメリット13選、デメリット9選

母子家庭やシングルマザーと言うと大変なイメージを持たれがちですが(実際大変ではありますが)、だからこその良い事だってたくさんありますよ(^^)
むしろ私にとってはメリットのほうが大きいと感じています。

私が感じる母子家庭のメリット・デメリットをまとめてみました。

 

母子家庭/シングルマザーの【メリット】

① 国や自治体からいろいろな支援が受けられる

 

母子家庭が受けられる援助(例)
  • 児童扶養手当
  • ひとり親医療費助成制度
  • 税金や国民年金、健康国民保険の減免
  • 公営住宅の家賃が安くなる
  • 電車賃や駐輪場料金の割引
  • 保育園に入りやすくなる
  • 保育料が軽減される
  • 小学校・中学校・高等学校の就学援助

地域によっては住宅手当や児童育成手当(東京都)、水道料金の割引、粗大ごみ手数料の減免などもあります。

収入の額によっては受けられる支援が異なりますし、お住まいの自治体によっても異なるので、役所で確認されてくださいね。

 

② 家事の負担が減る

これは母子家庭になってみて感じた事ですが、大人が1人減るだけで、家事が驚くほど楽になりました。

洗濯物も減る、買い物の量も料理も、洗う食器も減る。
スーツやYシャツのクリーニングも毎週のように出しに行っていましたがそれもしなくて済む。
我が家の場合は特に、家が汚れなくなったので掃除がとても楽です。(下記参照)

 

③ 家が汚れなくなった

離婚前の元旦那によって汚されていく家の様子

  • 元旦那が洗面所で洗顔・歯磨きをした後の洗面台は水浸し。床も水浸し。床が濡れる理由は洗顔の間、腕をつたって水が落ちるからです。そして、自分では絶対に拭かない旦那。
  • トイレを汚すのもいつも旦那
    (どんな出し方したらこんなところに付くねんというようなレベルの汚れ方)
  • 出したものは出しっぱなし
  • 脱いだものは脱ぎっぱなし
  • 飲み会から酔っぱらって帰ってきて家の中で吐かれた時の後始末(これはマジで最悪でした)
  • 旦那の自室は出しっぱなしにされた物や服だらけ

 

私は結婚当時、旦那のこれらの後始末がとてもとてもストレスでした。

毎朝びちょびちょの洗面所と床を拭いて、旦那が出した物を片付けていく。
何回お願いしても直らないので私がするしかなかったのです。
始めは我慢して後始末していましたが、毎日毎日積み重なるともう嫌気がさしてくるんです(>_<)

しかし今の我が家では、上記のような事は誰一人しません。
子ども達には「出したら自分で直す。汚したら自分できれいにする!」と徹底して教えています。
別に当たり前の事だと思いますが、元旦那はそのように教育されてこなかったんだと思います。

最近は3歳の息子でも自発的にできるようになってきました。
よって我が家はいつもキレイな状態なので、とても気持ちいいです。

 

④ 光熱費を気にしなくてよくなった

【電気代】
元旦那は家に帰宅したらまずテレビを付けて、付けっぱなしのままお風呂に行き、寝ている時も消さずにほぼ付けっぱなしです。家に居る時はテレビをつけていないと落ち着かない様子でした。

他にも出しっぱなし脱ぎっぱなし付けっぱなし。
そうです彼はぱなし人間(-“-;)

ぱなし人間

エアコンも、タイマー機能がついているのに一晩中暖房つけっぱなしなんてしょっちゅうでした。
冬の電気代にはとても悩まされていましたが、今では跳ね上がる心配もなく、子ども達も何でも付けっぱなしはもったいないという意識を既に持ってくれているので、助かっています。


【水道代・ガス代】

元旦那はシャワーで体を洗う時、最初から最後までずーっとシャワーの水を出しっぱなしでした。
ゆっくり浴びるので30分間ぐらいずっと出しっぱなし。それが毎日。

対策としてワンタッチで水を止められるシャワーヘッドに替えたのですが、効果はありませんでした。

私と子ども達は使わない時はその都度水を止めるくせがついているので、今は水道代が高くなる心配はいりません。

離婚したことによってどれだけ光熱費が安くなったかもし興味あれば、こちらの記事をご覧ください↓↓
2018年の光熱費をまとめてみたよ!

⑤ 家が広く感じる

結婚当初は家の中に男の人が1人いるだけで安心感があったのが、モラハラな面が目立ってきてからは安心感から圧迫感に変わっていき、最後の方は家に居られるだけで窮屈に感じていました。

今は小さな子ども達と私だけなので、同じ広さの部屋でも広く感じています。

子ども達も誤ってパパを踏んでしまった時の怒鳴られる心配がなくなったので、自由に家の中を走り回れるようになりました。

 

 

⑥ 外出時の帰りの時間を気にしなくてよくなる

以前は外出中でも、そろそろ旦那が帰ってくるからと、帰りの時間を気にしながら行動していましたが、今は何時に帰ろうと誰にも気をつかわなくていいので、好きな時間に帰れる事が嬉しいです。

 

⑦ 好きな時に好きな人を好きなだけ家に呼べる

旦那が家にいたり早く帰ってくる日は自由に人を呼びにくかったです。相手にも気をつかわせますし。

自分の家族ですら呼ぶのに気を遣いました。
うちの元旦那は、自分の親が遊びに来た時はリビングで一緒に過ごすのに、私の家族が遊びに来た時は最初の挨拶だけして、あとは自分の部屋に引きこもっていました。
まるで私の家族を避けているかのような雰囲気でした。

別に嫌々一緒に居られてもそれはそれで気をつかうので、自室に引きこもってくれるほうがマシでしたが、毎回こうなるので両方に気をつかうんですよね。

それが今は、好きな曜日の好きな時間に、好きなだけ人を呼べる。これが嬉しくて嬉しくて。
夜遅くまで友達親子とくつろぐこともあったり、私の家族にも自由に遊びに来てもらっています。

 

⑧ 外泊も自由、家に誰かを泊めるのも自由

友達の家に泊まるのも家族の家に泊まるのも、自由に計画できます。

それだけじゃなくて自宅にも同じように、誰でも好きに泊められます。
子ども達も私の家族や友人が泊まりに来たらとても喜びます。

今までは旦那の予定も考慮したり、旦那に言うのにも気をつかっていましたが、自由に決められるようになった事がとても嬉しいです。

 

⑨ テレビを見たい時に見れるようになった

元旦那はテレビが大好きだったので、我が子ですらほとんどチャンネル権を譲りませんでした。

そうなると旦那がリビングに居る間はみんながテレビを見れなくなり、子どもも遊んでもらえる訳でもなく退屈するので、旦那の自室用に2台目のテレビを買ったほどでした。

この人、私達がおらんでも、テレビさえあれば生きていけそう。

と思っていました(笑)

今では子ども達が見たい映画やアニメを好きなように見せてあげられるし、子ども達が寝た後は私が自由にドラマなどを見れるので、テレビ一つとってもストレスが減りました。

 

⑩ 夜の自由時間を好きなように使える

離婚前の子ども達が寝た後の時間は、家事も一段落して、やっと自分の時間になり、好きなドラマを見れるくつろぎの時間。

キュンキュンしたりハラハラしたり、とドラマに見入っているところに・・・

「ガチャガチャっ!!」と突然鍵が開く音。はい、旦那帰宅。終了ー。

上記のような事が数えきれないくらいありました。
私も表面上は、「残業お疲れ様~!」と言って、ドラマを中断してすぐご飯の用意をするんですけど、内心は・・・

今いいところやったのにな・・・、自分の時間終わってしまったー(;_;)

という気持ちでした(^_^;)

それが今では子ども達が寝てからは集中してドラマを見れたり、子ども達のアルバムを作ったり、自分が眠たくなるまでは好きなように時間を使える事が嬉しいです。

別にこれに関しては旦那はまったく悪くありません(笑)
残業お疲れ様とは思っていたし、帰ってきて嬉しい頃ももちろんありました。

でもモラ夫が見え隠れするようになってからは旦那の帰宅が嬉しくなくなってきて、上記のような事がプチストレスとなっていきました。

しいて言うなら仕事が終わってから「今から帰る」のメールぐらいは入れてくれてたら、その時間に合わせてご飯の用意もできるし、心構えができていたと思うんですけどね。
何回お願いしても面倒だという理由で一言メールですら送ってくれませんでした。

 

⑪ 家事を手抜きできる

旦那が居ると質素なご飯は出しづらいですが、自分と子ども達だけだと・・・

今日は疲れているから手抜きご飯でいいや!
というように、その日の体調や気分で自由に献立を決められるのがものすごく楽です。

洗濯物がたまろうが部屋が多少散らかろうが、文句を言う人は誰もいない。
とても気が楽です。その分怠けすぎないように気を付けてはいます。

 

⑫ 何事もすべて自分で自由に決められる

例えば以下のような事を全部自分で決められます。

  • 買う物
  • 出かける場所
  • 住む場所
  • お金の使い方
  • 家具の配置
  • 家のインテリア
  • 育児の方針
  • 子の習い事
  • 子に買い与えるもの

 

元旦那は何度も言いますが自己中な人だったので、家具家電などの大きい物を買う時は何でも自分で決めたがりました。
私が一番使う冷蔵庫の色ですら決めさせてもらえませんでした。
カーテンの色も、家の雰囲気も、私の好きなようにはさせてもらえませんでした。

それが今では自分の気に入った家具家電を誰にも遠慮せず、自由に選んで買えるのです。
家具のレイアウトだってインテリアだって、すべて自由に決められる。

壁に葉っぱや小鳥のウォールステッカーを貼ったり、台所にレンガシールを貼ったり。
家の中を自分の好きな雰囲気にできるのってとっても楽しいです。

自由って最高です。

 

⑬  義両親に気を遣わなくていい

元旦那の両親は子ども達の祖父母である事には変わりないのですが、私からしたら離婚後はもはやただの他人です。

我が家の場合は離婚を機に、義両親と私が会う事はなくなりました。
(子ども達は面会の時に会っています。)

離婚前は父の日・母の日や誕生日にはかかさずお祝いをして、毎回プレゼントを何にしようか頭を悩ませていましたが、そういう事もしなくてよくなったし、会って気を遣う事もない、孫の事で口出ししてくる事もない。この点も非常に楽です。

 

以上の事から、離婚前に比べてストレスが格段に減りました。
シングルマザーになって一番嬉しく感じている事は、

何事も自由であること!

自由の女神

今はストレスフリーすぎて健康にも良いのではないかと思うほど(笑)
家の雰囲気も明るくなり、毎日が楽しいです。
あとは経済面の不安さえ払拭できれば言うことなしです。

 

母子家庭/シングルマザーの【デメリット】

① 経済的不安

これが一番大きな不安でもあり、課題でもあります。

子ども達を無事に希望の進路に進ませることができるだろうか・・・

自分の老後は子ども達に迷惑をかけないように万全な準備ができているだろうか・・・

やはり女性一人のパートの稼ぎなんてたかがしれているし、働ける時間も限られていますので、将来に向けて何か対策を練らなければいけませんし、元旦那から養育費を最後までもらい続けられるように、こちらも工夫しなければいけません。

今いろいろと模索中です。

貯金計画

 

② 子どもに寂しい思いをさせる

片親になったことや、仕事を優先させるあまり子どもを留守番させてしまう事もあり、子どもに寂しい思いをさせる事もあります。

その分子どもが楽しめる予定をたくさん計画したり、普段からコミュニケーションを十分に取って、子どもの心のケアを心がけています。

これもシングルマザーの課題ですね。

 

③ 母子家庭への偏見がある

世間には母子家庭と言えば「かわいそう、貧乏そう、子どものしつけができていなさそう」などというマイナスなイメージを持っている人も多くいると思います。

そういう目線で見られる事もこれから先、少なからずあるとは思います。
そのような偏見に負けないメンタルと恥じない行動を、親子共に身につけていきたいです。

 

④ 時間に余裕がない

母子家庭になったら当たり前ですが、仕事・家事・育児を1人でこなさないといけなくなるので、時間に余裕がなくなります。

これに関しては離婚前からフルで働かれていて、旦那様の協力なしに家事育児もこなしてこられた方は、離婚後もあまり変わらないかもしれません。むしろ離婚後のほうが、家事の量が減って負担が減るかもしれませんね。

私は離婚前は週3ほどのパートでしたので、週5に増やしたことによって体力的に少しきつくはなりましたが、何とかこなせています。

でも、もっと子ども達と過ごす時間が欲しいのが正直な気持ちです。
平日は時間がとれない分、土日にたっぷり子ども達と関わっています。

 

⑤ 子どもや自分が体調を崩した時はきつい

家族の誰かが体調不良の時は、私の母に頼れる時は頼りますが、母も働いているのでいつでも頼れるわけではありません。

子どもが体調を崩して学校や保育園を休ませないといけなくなった時は、自分も仕事を休まないといけません。さらに兄弟でうつしあって長引いた場合は、長く休む職場に気をつかうしお給料も減ってしまうし・・・こういう時に母子家庭の厳しさを思い知ります。

自分が体調を崩した時も、子ども達の世話ができるのは自分しかいないので、どんなにしんどくても台所に立ってご飯の用意はします。体調不良でも休めないのが辛いところです。

だからこそ、自分や子ども達の体調管理にはとても気を付けています。

 

⑥ 防犯上の不安

家に男の人が1人いると、それだけで何かあった時の安心感は少なからずあると思います。
離婚後は予定外の玄関のチャイムが鳴るだけで、とても警戒心が働きます(笑)
だいたいは宅急便なんですけどね。

対策としては我が家では戸締りは絶対。窓には補助ロックを付けて、全員が家に居る時は玄関の鎖も絶対です。

娘にも家の鍵を持たせていますが、鍵をなくさない事と戸締りの徹底はしつこいぐらいに言い聞かせています。

 

⑦ Gが出た時に自分が退治するしかない

私は虫全般(特にG)が大の苦手なのですが、出現した時はそりゃあもう必死に退治します。
見つけた時に退治しないと、いつ出現するかわからずにびくびく家の中で過ごす事になりますからね。夜も安心して寝れなくなりますし。

前にGが出た時は、誰かに通報されそうなぐらいの叫び声を出しながら、ゴキジェットをふっかけて必死でした(^_^;)
退治できるのが自分しかいないので、自分が何とかするしかないのが辛いところです。

Gの対処

痛すぎる出産も辛かった離婚も体験して怖い物なしの私が、何でこんな虫1匹に怯えるのか笑っちゃいそうですが、この苦手は克服できそうにないです・・・。

 

⑧ 力がいる作業は一人ではできない事も

例えば私の場合は引っ越し後、配置を変えたくなった家具があった時に自力では動かせなかったので、知り合いに頼んで移動してもらいました。

あとは先ほど述べたGが冷蔵庫の下に入ってしまって、そこで亡くなられたであろう時も、早く始末したいのですが自力で冷蔵庫はとても動かせないので、後日母に協力してもらってなんとか冷蔵庫をずらせて始末しました。

このように大型家具や家電の移動は一人ではできないですね。
まぁなかなかそういう機会もないですが。

 

⑨ 子どもへのお年玉が減った

元旦那側の親族に会う事がなくなったので、その分お年玉が減ってしまいました。

上の娘は7年間、両家から頂いてきたお年玉がたくさん貯まっていますが、下の息子についてはたった2年間だけなので少ししか貯まっておらず、姉と弟に差ができてしまいました。
息子、ごめん(^_^;)

 

結論:メリットのほうが大きかった

私の場合の母子家庭のメリット・デメリットを書かせていただきましたが、やはり私の中ではメリットのほうが大きいです。

ストレスは体にも良くないし、一度きりの人生楽しく生きたいので、今の生活を手に入れられて良かったと心から思っています。

※これはパートナーが居ないほうがいいと言っているのではなくて、私の元旦那に関しては居ないほうが良かった。という意味です(笑)

 

これからシングルマザーになる予定の方が、「母子家庭も悪くないじゃん(^^) 」と少しでも前向きな気持ちになってもらえればいいなと思います。

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